東大の授業日程の学部・研究科間比較

 授業日程関連の記事第2弾です。1年前の記事では東大教養学部の授業日程の年度ごとの変化をまとめましたが、今回は、2023年度の東大の授業日程を学部ごとに比較していきます。東大には10の学部と15の研究科等がありますが、それぞれが独自に授業日程を定めています。特に学部については、全ての学部が相異なっていて、日程が全く同じ学部はありません。なお、全学部で授業日程を統一している大学も多く、このような大学は珍しいようです。

 

何に注目すべきか

 学部ごとに授業日程に細かい違いはありますが、大部分は似通っています。というのも、大学が標準授業日程を定めていて、各学部・研究科はそれを元に授業日程を組んでいます。そして、曜日ごとに行うべき授業の回数は、週1コマの授業の場合セメスター科目は13回、ターム科目は7回と決まっていて、授業期間内の平日が理由もなく休みになることは普通はありません。それでは、違いはどこに現れるのでしょうか。まずは補講や定期試験です。これらの日数や位置は学部ごとに大きく異なっています。次は振替授業や祝休日利用日の入れ方です。平日に曜日ごとに必要な回数の授業を入れていくと、祝日などが原因で、最終回の日付が曜日ごとに大きくずれてしまうことがあります。このような場合、他の曜日の授業を行うことや祝日に授業を行うことで調整を行いますが、この調整の方法は学部ごとに異なっています。また、五月祭や駒場祭関連の休日の数も学部によって異なっています。

 

比較のための表

 それでは、先程述べた注目点をまとめた表が以下になります。基本的には、各学部などのホームページから探すか、「東大 〇学部 授業日程」で検索して調べました。学部など全体として公開している情報なので、実際は学科や各教員の都合などでこれとは異なる日程で実施された可能性があることに注意が必要です。なお、医学部、医学系研究科、情報学環・学際情報学府については定期試験等の詳細が分からなかったため、令和5(2023)年度 学事暦について | 東京大学(近いうちに2024年度以降になりそうですが)に掲載されている各タームの授業開始、終了日だけを載せました。

Sセメスターの授業日程の比較

Aセメスターの授業日程の比較

主な日数の比較

 まず表の見方を説明します。「通常授業」の欄では、補講と定期試験以外の通常授業が行われる最初と最後の日を示しています。通常授業や定期試験の期間と下に書かれた補講が重なっている場合、補講が優先され通常授業は行われないことを示しています。また、通常授業の期間内の土日や祝日は、下の「祝休日利用」に書かれている日以外は授業は行われません。

 「振替授業」の欄では、例えば月曜日に金曜日の授業を行う場合、「(月→金)」と表記しています。また、区切りが不明な部分は罫線を入れていません。薬学部に関しては元からターム科目しかないため、「セメスター・ターム」と「ターム科目のみ」の間に区切りを入れていません。Wタームは集中講義のみなので、定期試験や補講の期間は分けられていません。また、学部・研究科についてはほぼ同じものは同じ列にまとめ、その上でなるべく日程が似ている学部が隣同士に来るように並べました。これからの説明では、日程が同じ学部・研究科はまとめて学部名だけで呼ぶことがあります。例えば、教養学部・総合文化研究科を総称して「教養」と表記します。

 日数をまとめた表では、「定期試験のみが行われる日数」が長いほど長期休みが短い傾向があります。なお、長期休みの日数も載せることを検討しましたが、ガイダンスや最終日の直後に土日が来る場合などの扱いが面倒なので載せていません。

 

要素ごとの比較

 まず、定期試験期間について、授業期間と重なっている学部とそうでない学部があります。文・新領域・教育・教育学・農は恐らくターム科目は各曜日の授業最終回、セメスター科目はS2タームあるいはA2タームの最終週(第7回)と同じ日に定期試験が行われています。(セメスター科目の授業は全13回なので、ターム科目第6回がセメスター科目最終回と同じ日になる)これらの学部は、定期試験を行わない科目や週2コマ以上のターム科目は最終週にも通常授業を行っている場合があり、通常授業と定期試験の期間を分けにくいです。理学部(数学科以外)は通常授業最終回に定期試験が行われる場合もありますが、授業日程に「補講(試験)期間」という項目があり、この期間に試験が行われる場合もあるようです。一方、数学科・薬・経済・法は通常授業と定期試験の期間が完全に独立しています。教養と工もセメスター科目同士、ターム科目同士では独立していますが、ターム科目の通常授業とセメスター科目の定期試験が重なることがあります。

 補講日については、定期試験の前に設定される学部が多いですが、定期試験の後にも設定される学部があります。通常授業と定期試験の期間の区別が明確でない理(数学科以外)・新領域・教育・農は、定期試験の後にも補講日が設定されています。補講日の日数も学部・研究科によって様々で、薬学系研究科・公共政策大学院には補講日が存在しません。なお、このように定期試験期間や補講日に違いはあっても、各タームの授業開始日は標準日程と同じ学部が多くなっています。

 祝休日利用日についてタームごとに見ていきます。S1タームには定期試験予備日が存在する教養・経済のみ、それが祝休日利用日となっています。S2タームにはそもそも祝日がターム末の7/17(海の日)しかないからか、祝休日利用日が存在する学部・研究科は確認できなかったです。A1タームは、10/9(スポーツの日)と11/3(文化の日)は標準授業日程を含む一部の学部・研究科が授業を行っています。10/9(月)に関しては、今年は多くの学部で授業が火曜日に始まるので、月曜日だけ第1回が遅くなるのを防ぐためでしょう。また、11/3(金)に授業を行わない場合、11/21(火)を金曜授業にしている学部が多いです。この他、S1と同様、教養と経済が定期試験予備日を土曜日に設定しています。A2タームは、S1やA1と異なり教養と数学科が土曜日に定期試験予備日を設定しています。なお、定期試験期間の長さなどと異なり、祝休日利用日の日数は年度によって変動するので、学部選びの参考にはできないと思います。

 五月祭・駒場祭関連の休講について見ていきます。五月祭前日の5/12PMは全ての学部で休止となりますが、一部研究科は授業が行われます。一方、五月祭翌日に授業が休止される学部・研究科は存在しません。今年の駒場祭前日は11/23(木)と元から祝日ですが、駒場祭1日目の11/24は法学部と、学部とは独立した日程を設定している研究科は授業が行われます。これらに加え、駒場祭翌日の11/27は工・理(数学科以外)・薬も午前から授業が行われます。なお、薬・経済は午前だけ、午後だけで授業が休止されることはなく、休止になる場合全日が休止となります。

 なお、多くの学部・研究科は授業日程のpdfに、曜日を縦軸に回数を横軸にとって授業日を示す表が掲載されています。薬・法・公共政策は一般的なカレンダー上で、日付の下に回数などが書き込まれています。新領域・農・経済は「定期試験:〇月〇日~〇月〇日」などの項目が箇条書きされているだけでした。なお、東大以外の大学では、最初に述べたような表を採用している大学は少なく、後者2つのカレンダー型や箇条書き型が多いようです。

 

学部ごとの特徴

 学部ごとに、セメスターの大まかな流れと、その他の特徴を見ていきます。S1ターム、A1タームを総称して「1ターム」と表記します。(2タームも同様)

教養学部・総合文化研究科

 流れ:セメスター科目第1~7回、1ターム科目通常授業・補講→1ターム科目定期試験→定期試験予備日→セメスター科目第8~13回、2ターム科目第1~6回・補講→セメスター科目定期試験・2ターム科目第7回→セメスター科目定期試験・2ターム科目定期試験(→専門科目試験)→定期試験予備日

 ここの特徴は、定期試験の日程が科目によって様々であることです。特にセメスター科目の場合、必修科目や複数の教員で試験日を統一する科目は、ターム科目の授業が終わった後に試験が行われますが、その他のセメスター科目はターム科目第7回と同じ日に、通常授業と同じ曜限に行われます。また、「繰り上げ試験」として、授業最終日(ターム科目第6回と同じ日)に試験が行われる場合もあります。これは、前期教養は科目数・学生数が多く、定期試験では通常より間隔を空けて座る必要があるので、全ての試験を1週間で行うことが困難だからだと考えられます。また、2年生の専門科目は前期課程の科目より後に試験が行われるのも特徴的です。

 

工学部・工学系研究科・情報理工学系研究科

 流れ:セメスター科目第1~7回、1ターム科目通常授業・補講→1ターム科目定期試験→セメスター科目第8~13回、2ターム科目第1~6回・補講→セメスター科目定期試験・2ターム科目第7回→セメスター科目定期試験予備日・2ターム科目定期試験→全科目定期試験予備日(Sセメスターのみ)

 ここは教養学部・総合文化研究科に最も似ている学部です。通常授業と補講日に関しては、A1ターム以外全く同じです。A1タームは、10/9(スポーツの日)に授業がない代わりに駒場祭翌日に授業があります。流れとして異なるのは下線部のみで、セメスター科目の定期試験予備日とターム科目の定期試験が重なっています。このような学部・研究科はここだけです。

 

文学部・人文社会系研究科

 流れ:セメスター科目第1~7回、1ターム科目通常授業(最終回定期試験)・補講→セメスター科目第8~13回、2ターム科目第1~6回・補講→セメスター科目定期試験・2ターム科目定期試験

ここからはターム科目の定期試験が授業最終回に行われる学部が続きます。ここの授業日程には、S2,A2ターム科目の授業日が各曜日6回しか掲載されていません。定期試験期間が1週間(5日)あるので、それを授業として扱えば授業回数は足りるのですが、定期試験を行わない科目はないのでしょうか。また、補講日がSセメスターは7.5日、Aセメスターは2.5日と偏っています。そのため、最低限必要な補講日は各ターム1日だけで、その他は日数の調整や集中講義のために入れられていると考えられます。また、「大学院入試・学士入試準備」のための独自の休日が存在します。

 

理学部(数学科以外)・理学系研究科

 流れ:セメスター科目第1~7回、1ターム科目授業(最終回定期試験?)→「補講(試験)期間」→セメスター科目第8~14回(最終回定期試験?)、2ターム科目授業(最終回定期試験?)→「補講(試験)期間」

 ここだけは何故か授業日の表にセメスター科目が第14回まで掲載されています。表には「授業13回+試験1回」と書かれているので、定期試験を第14回と呼んでいるのでしょう。また、ターム科目の表には「授業6.5回+試験0.5回」と書かれています。週1コマのターム科目もあるようなので、授業の後半だけ試験を行うということでしょうか?しかし、これとは別の期間に、「補講(試験)期間」と書かれた期間もあるので、そこで試験が行われることもあると考えられます。補講と定期試験が分かれていないのはここだけです。また、理学部交歓会のための独自の授業休止があります。

 

理学部(数学科)・数理科学研究科

 流れ:通常授業・補講→補講→定期試験→定期試験予備日

 これらは駒場にあるためか、理学部の他の学科とは異なり基本的には教養学部に合わせた日程になっています。しかし、理学部交歓会の日は午後授業休止になるので、その点は教養学部と異なっています。さらに、ここにはターム科目が存在しないため、教養学部がS1,A1ターム科目の定期試験を行っている間はただの休みになってしまっています。

 

新領域創成科学研究科

 流れ:セメスター科目第1~7回、1ターム科目通常授業(最終回定期試験)・補講→セメスター科目第8~13回、2ターム科目第1~6回→セメスター科目定期試験・2ターム科目定期試験(科目によっては第7回?)→補講

 

 この研究科は柏にあるため、五月祭や駒場祭関連の授業休止がありません。その代わり、Aセメスターの授業開始が10/5と他の学部・研究科より2日遅く、冬季休業が12/27~1/4と他より2日長くなっています。しかし、その点を除くと授業日程は文・理・教育などと似ています。各タームと補講期間、試験期間しか掲載されていないので、通常授業の期間は授業回数などから推測した物です。特にS2,A2ターム科目については、文学部のように通常授業は必ず6回なのか、理学部のように第7回が定期試験期間中に行われる科目もあるのか分かりません。ここも文学部と同様、補講日がSセメスターは8日、Aセメスターは2日と偏っています。

 

教育学部

 流れ:セメスター科目第1~7回、1ターム科目通常授業(最終回定期試験)・補講→セメスター科目第8~13回、2ターム科目第1~6回→セメスター科目定期試験・2ターム科目第7回・定期試験・補講

 教育学部Wタームが標準日程通りに行われ、最も長い学部の一つです。しかし、夏休み中にも約1か月の集中講義期間があり、そこで開講される科目も多いため、WタームはA2タームの集中講義期間ともいえます。また、集中講義を含むとはいえ補講期間が最も長いです。また、ターム科目はほとんどが週2コマなので、最終週の1コマ目は通常授業、2コマ目は定期試験となっています。

 

教育学研究科

 流れ:教育学部と同じ

 授業日程は学部とほぼ同じですが、Wタームが存在しません。また、大学経営・政策コースの授業だけは土曜日に行われるため、表内の期間が一部異なっています。

 

農学部・農学生命科学研究科

 流れ:S1ターム科目通常授業(最終回定期試験)・補講→SP(サマープログラム)科目→Aセメスター科目第1~7回・A1ターム科目通常授業(最終回定期試験)・補講→Aセメスター科目第8~14回(最終回定期試験)、A2ターム科目通常授業(最終回定期試験)・補講→Wターム科目

 S2タームが存在しないため名目上夏休みが4か月程度あることで有名な農学部です。しかし実際にはS2タームの期間にSP科目として多くの集中講義が開講されているほか、東京大学授業カタログによれば、曜限の定められた通常授業も開講されていて、S1とS2にまたがる科目も存在します。夏休みがそこまで長い人は居たとしても一部だけだと思われます。ここも新領域と同じく通常授業だけの期間は掲載されていなかったので推測しました。また、授業日程には書かれていませんが、10/9(スポーツの日)を休日にすると月曜日の授業回数が足りなくなってしまうので、その日は授業が行われていると推測されます。なお、2020年度の授業日程には曜日を縦軸に、回数を横軸に取った表が掲載されていて、S1,S2,A1,A2のターム科目は第7回まで、Aセメスター科目は第14回まで載っていて、欄外に「定期試験は授業最終日」と書かれています。

 

薬学部

 流れ:1ターム科目通常授業(7回)→予備日(補講)→1ターム科目定期試験→2ターム科目通常授業(7回)→予備日(補講)→2ターム科目定期試験(A2のみ予備日後に行われる通常授業が存在)

 ここからは定期試験期間が独立している学部・研究科が続きます。ここは全ての科目がターム科目のため、1タームと2タームの流れが同じです。定期試験期間が各ターム2~4日と、学部では最も短いのが特徴です。これは、3年生以降午後は実習や特別講義のみで、座学(?)は1日1コマだけだからだと考えられます。なお、A2だけは試験期間が9日間と長いのですが、これは前期課程扱いである2年生の専門科目試験の期間が含まれていて、2年生で単位を落とした場合3年生もこの試験を受けることになるため掲載されていると考えられます。また、4S2以降は授業は実習だけとなり、日程表通りではなくなります。なお、「予備日」という日が存在するのですが、定期試験より前にあるので、定期試験予備日ではなく補講日のことだと考えられます。

 

薬学系研究科

 流れ:通常授業のみ?

 ほとんどの研究科は、対応する学部があればそれとほぼ同じ授業日程を採用しますが、薬学部と薬学系研究科の授業日程は大きく異なります。こちらは全ての科目がセメスター科目で、補講期間や定期試験期間も存在しません。そもそも大学院は研究や集中講義が中心で、時間割表の枠に入る科目が週3日、1日1~2コマしかなく、教員個人の都合が反映されているであろう理由不明の休講日も存在します。このような小規模な研究科は日程を比較する意味があまりないようにも思えます。

 

経済学部・経済学研究科

 流れ:セメスター科目第1~6回・1ターム科目通常授業(6回)・補講→定期試験→セメスター科目第7~12回・2ターム科目通常授業(6回)・補講→定期試験

 ここもターム科目が多く、S1,A1タームの試験期間が5日間と多く確保されているのが特徴です。授業日程には「授業」と「試験」しか掲載されていないのですが、授業の日数を数えると5の倍数にならないので、恐らく通常授業は各曜日6回ずつで、余った分は補講日であると考えられます。「試験期間に授業(補講)は行わない」と書かれているので、裏を返せば授業期間には補講が含まれていると解釈できます。そのため、他の学部では2ターム科目はセメスター科目の第8~13回と重なっていますが、ここは第7~12回と重なっていると考えられます。そして、セメスター科目で必要な授業回数は13回とされていますが、定期試験もこの13回に含めていると考えられます。その他、11/21(火)に理由不明の授業休止があり、このためA1の火曜日の定期試験が他の曜日より1週間後になっています。大学院の授業日程(45ページあるpdfの一部)には、「教養前期の通常授業日のため定期試験を行わない」と書かれていますが、前後の定期試験日も前期教養の通常授業日のため、理由になっていません。また、定期試験予備日の一部が日曜日にあり、日曜日に試験が行われる可能性があるのもここが唯一です。

 

法学部・法学政治学研究科

 流れ:セメスター科目通常授業・補講→定期試験

 大学院を除けば、法学部はターム科目が存在しない唯一の「学部」です。(数学科はあくまでも学部の一部なので) 令和5(2023)年度 学事暦について | 東京大学ではタームごとの期間が定められているのでそれを表に載せましたが、S1,A1タームの間に第8回以降の授業が行われる曜日もあります。また、期末試験期間が10日以上あり非常に長いのが特徴です。これは、定期試験は1コマ120分で、通常と異なる1日3コマの時間割の中で行われるからだと考えられます。また、前にも述べましたが駒場祭当日に授業を行うのも学部ではここだけです。

 

公共政策大学院

 流れ:セメスター科目第1~7回(一部の曜日は第8・9回まで)・1ターム科目授業→セメスター科目の残り・2ターム科目

 セメスター科目は法学部と同じ日に行われますが、こちらはターム科目が存在し、法学部の日程にターム科目を付け加えたような日程表です。全ての曜日のS1,A1ターム科目が終了するまでS2,A2ターム科目の授業を開始できないため、セメスター科目のみが行われる期間が存在します。

 

医学部・医学系研究科・情報学環・学際情報学府

 定期試験等の詳細な授業日程についての情報が得られなかった学部たちです。各タームの期間も、標準授業日程とほぼ同じです。医学部健康総合科学科は時間割や授業日程を公開していますが、学年によって異なるようなので表には載せていません。また、医学部医学科は全ての科目が集中講義のため、他の学部と比較することはできないと考えられます。

 ところで標準授業日程では、通常授業と補講と定期試験の区別はされていません。曜日ごとに必要な回数は確保されているので振替授業は要らないのですが、ほとんどの学部で授業休止になっている五月祭前日に授業が入っています。タームごとの授業日数はS1,S2,A1,A2,Wの順に39日、39日、39日、38日、20日であり、どのような根拠でこの日数が定められたのか分かりません。このように、自由度は高いがそのままでは使いにくい日程のため、学部ごとに日程が多様化してしまっているのだと思われます。

 

まとめ

 前回と異なり同じ年度の中で授業日程を比較したので、背景にある考え方をより明確に知ることができました。ターム制科目の割合や全体の科目数など、学部ごとの授業形態の違いによって、授業日程の違いが生まれていて、統一するのは難しいことが分かりました。しかし、単位認定に必要な授業時間数に定期試験が含まれるかどうかは、大学本部が明確にすべきだと思います。

 授業日程を比較する表も増築を繰り返しかなり大きくなってしまい、この記事も異様に長くなってしまいました。もはやブログ記事ではなくレポートや論文にして何らかの授業の単位にしたいです。東大の授業日程はまさに沼でした。

第19回東方Project人気投票 順位早見表

昨年に引き続き、今回も第19回東方Project人気投票の結果(速報版)の早見表を作成しました。孫美天、三頭慧ノ子、天火人ちやりの3人は獣王園でほぼ対等な立場で登場しますが、結果を見やすくするため異なる面の位置に表示しています。



 

スペルカードの枚数の統計(その2)

 このブログの最初の記事はスペルカードの枚数についてでした。その時にNORMAL以外のデータも取ったのですが、公開しないまま1年以上過ぎてしまいました。というわけで、早速EASY、HARD・LUNATICのスペルカードの枚数の表を掲載します。

 なお、条件によって出現しないことがあるスペカは0.5枚としています。また、HARDとLUNATICの枚数はどの作品も全く同じでした。今回も間違っている可能性があるので間違っていたら指摘してください。さて、この表だけでも気になる点はいくつかありますが、レベルの間の比較をしたいので、先程の2枚の表を元に、LUNATICの枚数とEASYの枚数の差を表にしました。当然ですが、全ての作品の全ての面でLUNATICの方がEASYより枚数が多いか同じです。

 さて、まず紅魔郷神霊廟で差が大きいことが分かります。特に紅魔郷のEASYは、他の作品のEASYと比べてもそれぞれの面で1枚以上スペカが少なくなっています。なお、NORMALとLUNATICの差は1面道中と4面ボスに各1枚で、比較的少ないです。

 続いて面ごとに見ていきます。まず、枚数の差の平均は道中で約1.17枚、ボス戦で約0.96枚と、道中の方が多くなっています。スペカの枚数自体はボスの方が圧倒的に多いので、道中が枚数の調整に使われていると言えるでしょう。なお、鬼形獣以降道中のスペカが消滅したことに伴い、EASYとLUNATICの枚数の差もなくなりました。まだ2作品だけなので今後復活する可能性もありますが。EASYとLUNATICの差が最も大きいのが1面道中で、EASYでは一度もスペカが使われたことはないのに、LUNATICでは紺珠伝までほぼ毎回スペカが使われていました。神霊廟は1面中ボスが幽霊(火の玉?)なので代わりに1面のボス戦で枚数差が発生しています。また、神霊廟を除けば1面と3面以外で道中にスペカの枚数の差はありません。

 

 最後に趣向を変え、難易度に関係なくスペカの名称の数を調べました。つまり、複数の難易度で同じ名称のスペカが使われていれば1枚と数え、名称が違えば別々に数えます。なお、妖々夢は全てのレベルで全て異なる名称のスペカが使われていますが、"-easy"など難易度を付けただけで区別しているものは同じ名称として扱っています。こちらがその表です。

 作品別に見ると、特に多いのは妖々夢永夜抄です。妖々夢はPHANTASMがあり、永夜抄にはラストスペルやラストワードがあるのが主な理由でしょう。また、地霊殿以降は単調に減少し続けています。難易度ごとのスペカの枚数よりも速く減少しているので、難易度ごとに名称を変えるスペカが減っていると言えるでしょう。また、面ごとに見ると、4面ボスと6面ボスが特に多くなっています。4面は分岐がある場合それぞれのルートを別々に数えているので、その影響が大きいです。

 

 全体のまとめなどは特にありませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

東大教養学部の授業日程の変遷

はじめに

 どうも、授業日程オタクのゴキブリです。このブログは東方projectが中心ですが、この記事だけのために新たにブログを開設するのも面倒なので、こちらに投稿します。こんな記事を書いているには私が単に暇人だからではありません。私は、小さい頃から「自分がどのような教育を受けているか」ということに強い関心があり、授業日程というものが大好きでした。曜日ごとの授業回数を数えたり、算数の教科書で一回の授業で扱うことを想定されているであろう部分の数を数えたら必ず35の倍数に近くなることに感動したりしていました。また、カレンダー上に必要な授業や行事が最適な位置に配置されていることにパズル的な面白さも感じていました。そのため、大学に入ってからもいろいろな年や学部の授業日程を調べ、考察するようになっていったのです。

 自分語りはこのくらいにして、今回の記事の概要を説明していきます。今回扱うのは、東大教養学部前期課程の2011年度~2023年度の授業日程です。教養学部のホームページで公開されているのは2022年度と2023年度のものだけですが、googleで「東大 授業日程 20XX」または「東大 授業日程 平成XX年」と検索すると2011年度まで遡れます。一々リンクを張るのは面倒なので実際の日程表を見たいときは検索して探して下さい。*1なお、前期教養と後期教養は知っている範囲ではほぼ同じです。

 

2011~2014年度:4学期制導入前

 東大の授業日程は、2014年度と2015年度を境に大きく分けられます。2014年度までは夏学期と冬学期に分けられていたのが、2015年度からは今のS1・S2・A1・A2の4学期制に移行しました。それに伴い、1コマ90分から105分に変更されました。そのため、2014年度以前の授業日程は今とは大きく異なります。

 本来、2単位の科目は1セメスターに90分×15回の授業が必要ですが、ターム制を導入するとセメスターに13回しか授業ができなくなるため、1コマが105分に変更された*2のですが、2014年度以前も授業は学期に13回しか行っていなかったようです。恐らく定期試験期間を授業回数に含めていたのでしょうか?そのため、全体的に今より余裕がある日程で、祝日に授業をすることもなかったようです。まず夏学期ですが、今と大きく異なる点は定期試験の一部が夏休み中の8月末から9月頭に行われていたことです。ネットを漁ったところ奇跡的に残っていた2013年の定期試験時間割を見つけたのですが、夏休み中に行われた試験は理系1年生の必修科目だけのようです。しかし、他クラス履修の2年生用の試験は7月中に行われていたのに、なぜ7月中に定期試験を終わらせなかったのか謎です。次に冬学期ですが、冬休みは12月23日~と1月6日頃と現在より長く、学期末試験は2月14日頃まで続いていたようです。また、2年生の専門科目試験は入試後の2月末から3月上旬にかけて行われていたようです。

 

2015年度:4学期制導入

 この年は大改革の年です。前後の年とは大きく異なるのでリンクを貼ります。

http://www.c.u-tokyo.ac.jp/zenki/file/2015/H27_jugyouyounittei.pdf

Sセメスターは現在や前年との違いは比較的少ないですが、Aセメスターは、9月~12月の祝日のほとんどを潰し年内に授業と定期試験が詰め込まれています。この年は、一部の学部ではS2タームに授業を行わずWタームに授業を行う計画だった*3ため、Wタームを7週間確保する必要があったからだと考えられます。

 

2016年度:現在に近付く

 前年の改革には混乱も多かったのだろうか、翌2016年にはAセメスターが後ろ倒しされます。授業開始は9月26日になり、1月まで授業や定期試験が行われるようになりました。また、補講日と定期試験やターム制の授業が重なる日もなくなりました。しかし、振替授業が4回、祝休日等利用日が7回と多く、まだ4学期制に慣れていない様子が伺えます。特に現在では1~2日間のS1、A1ターム科目の定期試験が3日間確保されていて、土曜日も含まれています。(ただし土曜日は予備日だった可能性もある)また、1月4日(水)が補講日で1月7日(土)が月曜授業なのですが、逆にした方が良いのでは?と思ってしまいます。なお、この年の進振りは2S1タームまでの成績のみが使われた*4ようでした。

 

2017年度:4学期制の定着

 この年は振替授業は4回と前年と変わらないものの、祝休日利用日は全くなくなりました。S1、A1の定期試験も2日間になり、Aセメスターの補講日も4.5日から2.5日に減りました。また、この年は平日が余ったのか、「調整のため」と称した謎の休みが12月25日(月)午後、12月28日(木)、1月4日(木)の2.5日も存在します。ただし、前年は冬季休業は12月27日(火)~1月4日(水)だったので、実質的には冬休みは1日減少しています。恐らく大学全体が4学期制や105分授業に慣れてきた頃でしょう。

 

2018年度:安定期

この年も前年に近い授業日程で、定期試験予備日と補講日以外に祝休日等利用日はありません。S1の補講日のうち1日がS2末の海の日に移動しています。また、11月5日と12日の通常の月曜授業の間に、振替授業として11月8日(木)にも月曜授業が行われていて、ややバランスが悪いように見えます。同じ週の月曜日に授業がなかった10月11日(木)などに調整を行っていればもう少し良くなっていたと思われるが。また「調整のため」の休みも12月28日だけになりました。

 

2019年度:混乱再び

 この年は令和改元関連で祝日が多かった年なので、授業日程もかなりカオスになっています。暦の上ではGWが10連休になった年ですが、祝日に挟まれた国民の休日であった4月30日と5月2日には授業が行われ、しかもどちらも本来の曜日とは異なる授業が行われました。さらに、10連休最初の4月27日には、約2年4か月ぶりの土曜授業が行われました。土曜日に授業をするより祝日に授業をした方がマシだと思うのですが、祝日を潰せない事情があったのでしょう。ついでに海の日も潰されました。また、この年は秋分の日(9月23日)、体育の日(10月14日)、振替休日(11月4日)が全て月曜日だったため、A1ターム中の月曜日への振り替えが2回になりました。その振替授業が行われたのは11月7日(木)と11月13日(水)で、11月7日から18日までの12日間に4回も月曜日の授業が行われるという奇妙な状況になっています。前年についての筆者の提案のように、もっと早く調整を行っていればこのような事態は回避できたと思われるのですが、なぜこうなってしまったのでしょうか。また、通常Aセメスターの第8回~第13回とA2タームの第1回~第6回は日程が一致していますが、この年はなぜかAセメスター第13回が終わる前の12月24日と25日にターム制だけの日があり、セメスター科目とターム科目の日程がズレるという事態も発生しています。そのため、前後の年はA2タームの第7回はAセメスターの定期試験と日程が重なっていたが、この年だけはA2タームの授業が全て終わった後にAセメスターの定期試験が行われています。

 

2020年度:90分授業復活

 前年のカオスとはうって変わってこの年は振替授業日は1回しかなく比較的分かりやすい授業日程でした。前年になぜか授業を行えなかった昭和の日(4月29日)も、この年は祝休日等利用日になっています。しかし、ご存じの通り例の感染症の影響で授業がほとんどオンラインになった年です。そのため、授業日に変更はなかったものの、食堂の混雑緩和などの目的でこの年のAセメスターからは前期課程は原則90分授業になりました*5。さらに、Sセメスターの最初の2週間は授業が行えなかったという説もあります。また、センター試験から共通テストに変わったのに合わせ、前日の授業休止は午後だけから全日になりました。

 

2021年度:日程の後ろ倒し

 前年から授業開始日が4月5日から6日に後ろ倒しされました。しかし、4月5日は入学式が行われる4月12日と曜日が同じため、その曜日の授業が始まるのは4月19日と、他の曜日と最大2週間近く遅くなってしまいます。前年は4月5日は日曜日だったので問題なかったのですが、この年は月曜日のため、授業が遅くなることを防ぐため月曜日の分の授業は初回から火曜日に振替授業として行われることになりました。また、東京五輪関連で祝日が移動したこともあり、Sセメスターの定期試験が終わったのは8月4日と、分かっている範囲では最も遅くなりました。また、前年までの5年間Aセメスターは9月25日頃に始まっていましたが、この年からは10月頭からになりました。この年のAセメスターは駒場祭とその前後の休み、A1ターム末の補講日、定期試験が全て同じ週にあり、1マスが午前と午後に分かれることもなく非常に美しい日程表となっていました。

 

2022年度:やや難化

 先程述べた、入学式のある曜日の授業が遅くなる問題ですが、この年は調整が入らなかったため、火曜日の初回授業は水曜日より13日も遅くなってしまいました。この年は第2回までオンライン授業だったので、筆者も曜日によって対面授業開始日がバラバラで分かりにくく感じました。また、駒場祭前後に授業が半日だけの日(残り半分は休講か補講)が4連続したのもカオスポイントでした。

 

2023年度:未来へ

 一応まだ変更の可能性もありますが、来年度の授業日程も見ていきます。まず授業開始が4月5日に戻り、2021年度や2022年度のような問題は発生しなくなりました。また、Aセメスターは、A1タームが定期試験以外ちょうど終わり、A2タームが始まる前のところで駒場祭が入るので、2021年度ほどではないが比較的美しい日程表となっています。また、この年は4学期制が安定期に入った2017年度と曜日の並びが同じで、その時に近い日程となっています。

 

終わりに

 過去の授業日程表を考察していると、暦の変化への対応や、その陰に隠れた大学の方針の変化が見えてきます。夏休み中に進振りの手続きをする必要があることや、文化祭が2回あることなどから、他の大学と比べても授業日程を組むのが難しいと思われます。しかし、4学期制が導入されてから来年度で9年目になり、既に火曜日から始まる年度以外全ての、6通りの曜日の並びを経験しています。今後は過去とほぼ同じ授業日程を繰り返すことが増えるのか、それともまた大きな変化が起きることがあるのか、見守っていきたい。

 

 

第18回東方project人気投票 人妖、作品部門順位早見表

昨年に引き続き、今回も第18回東方Project人気投票の結果の早見表を作成しました。フランが1位になったのは驚きでした。結果を見ながら上位から順番に数字を入れているのですが、星蓮船以下が1人も入る前に、紅魔郷の中ボス以外の枠が全て埋まったことからも、紅魔郷の凄さを実感しました。(神霊廟幽々子の枠は後で入力しました)



 

第17回東方project人気投票 音楽部門の結果の分析(その2)

前回の記事に続き、第17回東方Project人気投票*1の音楽部門を扱います。

 

 音楽部門の分析については、一般に上位の曲のみを扱ったものが多いようです。というのも投票対象の曲数が非常に多いので分析するのが大変ですし、さらに年齢や一押し率などを分析しようとすると、投票者が少ない曲はばらつきが大きく分析に使いづらいのでしょう。前回の分析では下位の曲もある程度扱ってきましたが、それでも表に入らないような曲は対象外とされてしまいました。そこで、今回は全曲参加できるような分析を行いました。

 

 人気投票の結果を眺めていると、下位に向かうにつれて旧作の曲が多くなっていくように見えます。また、途中に秘封俱楽部の曲が多いエリアがあったりします。今回は、このような曲の種類別の順位の傾向を調べました。初めに、投票対象曲全体を8つに分類しました。

①win版整数作品の面ボス曲

②win版整数作品の道中曲

③win版整数作品のタイトル、エンディング、スタッフロール曲

④小数作品の神主が作曲した曲

⑤旧作の曲

⑥秘封俱楽部作品、蓬莱人形の曲

⑦西方、書籍等その他の神主が作曲した曲

⑧神主以外が作曲した曲

 なお、同じ曲扱いの曲が複数の作品で使われている場合、最も上の分類に入れました。例えば、旧作と蓬莱人形の両方で使われている曲は⑤に、西方と蓬莱人形の両方に使われている曲は⑥に分類されます。また、この分類はそれぞれが独立ではなく、隣り合う2分類の間で分けても意味があるようになっています。例えば、⑤より上は神主製のゲームの曲、⑥以下はそれ以外などと分けられます。ちなみに分類しにくい曲は適当に入れました。

 

 そして、今回は人気投票の順位を上から約100曲ごとに分け、それぞれの分類に入る曲の数を調べました。結果はこちらです。

 

 見てのとおり、合計が100%になるようにグラフを作成しました。「301~400」までの4本は合計100曲ですが、498位が10曲あるので、「401~500」には107曲、また「501~」には60曲が入っています。

 それでは、左から順に見ていきましょう。まず、100位以内では①win版整数作品の面ボス曲が半分以上を占めます。逆に、①の中でも半分以上がここに入っています。東方の中でも中心的な作品に使われているので知名度も高いですし、ボス曲はキャラの人気によっても順位が上がると思われるので、多くが上位に入るのでしょう。

 次に、100位台では、(厳密には101~200位ですが、今回は便宜上そのような表現を使うことがあります。)分類①の割合は下がりますが、win版整数作品の曲(①~③)はまだ全体の半分以上を占めています。

 その次の200位台では、win版の曲がさらに減り、⑥秘封、蓬莱のCD曲が大きく増えます。分類⑥の曲は半分近くが200位台であり、300位台ではまた大きく減ります。上位でも下位でもなく、順位表全体の中央付近に集まっているので、これらの曲の順位は比較的狭い範囲に分布していると言えるでしょう。

 その後300位台以降は、引き続き旧作や非神主曲の割合が増加していき、501位より下では半数近くが非神主曲となっています。

 さて、これだけでも曲の分類ごとの順位の特徴が分かりますが、さらに、曲種別の順序を、人気が高い順に並べればより結果が見やすくなるのでは?と思いました。具体的には、その分類の中で、最も曲数の多い順序帯によって並べ替えました。最も多い順序帯が同じ場合、結果が見やすくなるように適当に並べ替えました。例えば、⑥は201~300位に入る曲が最も多いですが、③では301~400位に入る曲が最も多いので、⑥は③よりグラフで下に書かれます。すると、先程の棒グラフから③~⑥を入れ替えた以下のようなグラフになります。

 すると、非常に美しい結果になります。上下に隣り合う二色の帯の境界に注目してください。なんと、どの境界も右に行くほど単調に下がっているのです。例えば、それぞれの棒に水色と緑(③と⑥)の境界を書くと、右の棒ほど境界が下にあります。これは、結果の全ての曲を適切に分類して並べると、グラフで下にある分類から上にある分類に連続的に置き換わっていくことを意味します。説明が難しいですが、これは奇跡的なことだと考えられます。もし、曲がどの作品に登場するかが人気投票順位に与える影響が小さければ、上のグラフのような結果は得られなかったでしょう。我ながら凄い発見をしてしまったかもしれません。もちろん、今回の筆者の分類では分類番号に意味があり、複数の分類に当てはまる曲は番号が小さい方に入れることにしているので、分類番号順に並べないのは不適切かもしれません。しかし、投票対象の全ての曲を同じ基準で分類していることに違いはありません。

 

 今回の分析は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

*1:公開時点では第17回にリンクされていますが、この記事を閲覧している時期によっては第18回以降のページに繋がる可能性があります