スペルカードの枚数の統計(その1)

最近の東方の作品について、敵のスペルカードが昔より少ないと感じる方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは東方の各作品のスペカの枚数をまとめることにしました。まずはNORMAL及びEXTRAで登場するスペルカードの作品別、面別の枚数を見てみましょう。

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なお、筆者が製品版をプレイしたことのない作品も多いので、間違っていたらコメントなどで指摘してください。永夜抄に関してはラストスペルを含めると枚数が非常に多くなるので、含めない値も併記しました。右端の平均も永夜抄のラストスペルは除いて計算しています。また、分岐が存在する場合、片方のみの枚数を表示しています。ほとんどの場合どちらに進んでも枚数は同じですが、永夜抄のみ6面Bの値を表示しています。

 

ここから考察を始めます。小計(1面~6面の枚数の合計)や総計を見てみると、天空璋以降の作品は紺珠伝以前よりやや少なくなっています。しかし、紅魔郷や輝針城の小計も平均より少なく、あまり大きな差ではないかもしれません。一方、「道中計」については明らかな変化があります。星蓮船までは3枚以上が続いていたが、神霊廟から減り始め、天空璋では0になっています。鬼形獣、虹龍洞にはHARD,LUNATICにも道中のスペカはないので、EXTRA以外の道中スペカが徐々に消滅したことになります。理由はよく分かりません。

 

次は面ごとに枚数を見ていきましょう。先程道中のスペカについて触れましたが、道中でも1面と4面でスペカが使われたことはありません。一方で、2面と5面ではかつてはほぼ毎回スペカが使われていたが、紺珠伝から無くなるという似たような変化をしています。ボス戦については、枚数が安定している面と変化が激しい面があります。2面とEXTRAはラスぺを除くと全作品枚数が同じであり、1面と5面も一部を除き変化していません。一方で3面と4面は3枚の場合と4枚の場合があります。4面は道中スペカがない分他の面の道中と似た変化をしています。また、6面では近年は6枚と7枚が交互に現れています。

 

ラストワードなどの影響を受ける総計だけでは分かりにくいですが、細かく見ていくと様々なことが分かります。このようなスペルカードの変化が生じた理由について考察しても面白いかもしれません。